ゲイアプリはなぜエッチ目的で使いにくいのか

ゲイ向けアプリ、掲示板、SNSの使い分けをスマホで考えているイメージ ゲイ出会いアプリ

ゲイアプリは、出会いの入口としてかなり便利です。近くにいる人を探せるし、写真や年齢、体型、プロフィールを見ながら相手を選べる。昔よりも、ゲイ同士が出会うハードルは確実に下がりました。

ただ一方で、「エッチ目的で使う」となると、意外と使いにくいと感じる人も多いはずです。

それは、アプリが悪いとか、掲示板のほうが優れているとか、そういう単純な話ではありません。アプリにはアプリの制限があり、掲示板には掲示板の空気があります。そして何より、「エッチ目的」とひとことで言っても、その中身は人によってかなり違います。

先に結論

ゲイアプリがエッチ目的で使いにくいのは、アプリが悪いからではありません。性的表現の制限、身バレ不安、そしてプレイスタイルのすり合わせにくさが重なって、下心の細かい確認が面倒になりやすいからです。

この記事で扱うこと

  • アプリストアの性的表現の制限
  • エッチ目的の中身が人によって違う理由
  • プレイスタイルを文章で確認する面倒さ
  • 身バレはサービスよりも出す情報で変わること
  • アプリ、掲示板、SNSの使い分け方

アプリストアには性的表現の制限がある

まず前提として、App StoreやGoogle Playで配信されるアプリには、性的表現に関する制限があります。

ゲイ向けアプリだから禁止、という話ではありません。問題になるのは、露骨な性的表現、性的な募集、ポルノ的な内容、ユーザー投稿コンテンツの管理などです。アプリとして配信する以上、運営側はストアのルールを意識せざるを得ません。

そのため、アプリ内では「出会い」は扱えても、エッチ目的の本音を前面に出しにくくなります。プロフィールや投稿に露骨な内容を書きにくい。運営によるチェックや通報もある。結果として、いちばん確認したい部分がぼかされやすくなります。

参考:Apple App Review GuidelinesGoogle Play Developer Program Policy

「エッチ目的」の中身は、人によってかなり違う

きれいごとを抜きにすれば、ゲイ向けの出会いサービスでエッチ目的は珍しいものではありません。むしろ、多くの人にとって中心に近い動機だと思います。

ただし問題は、「エッチ目的」という言葉が雑すぎることです。

したいプレイ、NGなこと、どこまで相手に合わせられるか、終わった後にどんな距離感でいたいか。割り切った関係でいい人もいれば、雑に扱われるのは無理な人もいます。やり捨てられても平気な人と、そういう扱いをされたら傷つく人では、同じ「エッチ目的」でもまったく違います。

大げさに言えば、八百万のSEXがあります。

だから本当は、会う前にかなり具体的なすり合わせが必要になります。

下心を満たすには、下準備がいる

下心そのものが悪いわけではありません。むしろ、下心があるならあるで、最初からある程度は前提にしたほうが話が早い場面もあります。

ただ、下心を満たすには下準備が必要です。

どんなプレイがしたいのか。何がNGなのか。どこまで相手に合わせられるのか。終わったらそのまま解散でいいのか、少し話したいのか。写真交換はどこまで必要なのか。場所はどうするのか。

こういうことを、初対面の相手と文章で確認しなければいけない。しかも内容は露骨になりやすい。丁寧に聞けば重くなるし、雑に聞けば失礼になる。ここが面倒なのです。

本来は、ここをすり合わせないとミスマッチが起きます。けれどアプリでは、ストアや運営上の制限もあり、この一番大事な部分を最初から書きにくい。

アプリではプレイスタイルが見えにくい

アプリは、顔写真、年齢、距離、体型、自己紹介のような情報は並べやすいです。相手の雰囲気をざっくり見るには向いています。

でも、プレイスタイルや欲望の温度感は見えにくい。

もちろん、プロフィールに工夫して書く人もいます。ただ、露骨に書きすぎると通報や削除の不安がありますし、身バレしたときのダメージも大きくなります。だから多くの人は、無難な言葉に寄せます。

その結果、「タイプかどうか」はわかっても、「どういうエッチをしたい人なのか」は見えにくい。ここが、エッチ目的で使うときのもどかしさにつながります。

身バレは場所よりも、出す情報で変わる

身バレについても、「掲示板だから危ない」「アプリだから安全」とは言い切れません。

アプリでも、顔写真を出して距離表示を使えば、知人に見つかる可能性は上がります。地域、年齢、体型、職業、生活圏、写真の使い回しが重なれば、個人を推測されやすくなります。

一方で掲示板でも、書き込み内容、時間帯、地域、言い回し、連絡先の出し方によっては身元が近づくことがあります。

結局、身バレリスクを左右するのは、どのサービスを使うかだけではありません。どの情報を、どこまで、どんな形で出すかです。

出会いやすさと匿名性は、いつも少しだけ引っ張り合っています。情報を出せば出会いやすくなる。けれど、出しすぎれば見つかりやすくなる。そのバランスを自分で決める必要があります。

掲示板もアプリも、向いている使い方が違う

アプリには、日常的に使いやすい、写真や距離感で探しやすい、継続して相手を見つけやすいという良さがあります。

掲示板やブラウザ型SNSには、目的を書きやすい、テンポが早い、アプリストアの制限を受けにくいという良さがあります。

どちらか一方が正解という話ではありません。向いている使い方が違うだけです。

アプリで雰囲気を見ながら探すのが合う人もいます。掲示板やブラウザ型で、目的をある程度はっきり出したほうが合う人もいます。身バレが怖いなら、顔写真や位置情報の出し方を調整したほうがいい。

大事なのは、場所を選ぶことと、出す情報を選ぶことです。

ひとつの場所に閉じないほうが出会いは広がる

ゲイアプリがエッチ目的に使いにくい、というより、アプリだけで下心の細かいすり合わせまで済ませようとすると、かなり面倒になる。

プロフィールで見えるのは、顔、年齢、距離、体型、雰囲気くらいです。でも本当に知りたいのは、その先にあるプレイスタイルや距離感だったりします。

そこを文章で探り合うから、まどろっこしい。しかも露骨に書きにくい。これが、ゲイアプリでエッチ目的の出会いを探すときの使いにくさだと思います。

だから、アプリか掲示板かを勝ち負けで見る必要はありません。自分がどんな出会いを求めていて、どこまで情報を出せるのか。その時々で場所を使い分けたほうが、出会いの幅は広がります。

実際、ひとつの場所だけにこだわらない人ほど、思いもよらない出会いを拾いやすい。アプリにも掲示板にもSNSにも、それぞれ違う人がいて、違う空気があります。

幅広く使える人ほど、結果的においしい思いをしているのかもしれません。

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